退職代行に勤続年数は関係ない

taishokudaikou 将来の方向性

最終手段として退職代行

退職代行が使われる傾向として、あまり勤続年数が長くない時に使われがちですが、私は勤続年数が長い時でも退職代行を使うのも有りなのではないかと考えています。

一般的に日本の企業は勤続が長ければ長い程その企業を辞職する時に辞めづらくなります。

年月の長さを感じると今までの出来事が脳裏によみ返って来て、ゼロに戻そうとしてもなかなか戻せなくなります。

定年退職であればきれいな感じで終える事が出来るのでまだしもですが、自己退職時は年数が長ければ長い程、お互いに感情的になりやすいので、直属の上司などに辞める意思を伝える為に面と向かって話し合うと、高確率でひと悶着あったりします。

でも世の中、特にこういうご時世であれば、辞めたくても辞められず、ただ悪戯に勤続年数を伸ばして来たという人も少なかれ存在します。

もしそういう人が辞めたいとなると、通常の辞め方では揉めてしまう可能性を考えてしまいます。

 

関係が冷え切っていれば退職代行もあり

熟年離婚のように、旦那様の退職金を宛てにしてバッサリと実行する訳にはなかなか行かないと思いますが、そういう時にこそ退職代行を使うのがなかなかベストな選択ではないでしょうか?

熟年離婚する前の夫婦のように、退職しようという人とその会社は冷めきった関係を続けていたのであれば尚更かもしれません。

でもその人が決断した時に、退職の手続きは離婚のそれと同じように体力も精神力も奪い取るという事が分かり切っているので、出来るだけそういう事を避けたいと思うのは当然至極の事では無いかなと思います。

また今までひたすら耐えに耐えて、そのお陰か目立ったトラブルも無く過ごして来たので、ここで通常通りの退職の手続きを踏むと一気にこじれる可能性が高くなります。

そこで最後まできれいに終わりたいと思えば退職代行もやむを得ない選択になって来るのでは無いでしょうか?

退職代行を実行された会社側の人がよく言うコメントに、「正々堂々としてなくて卑怯だ」というのがよくありますけど、卑怯と言ってる時点でその人の事を理解しないで言ってるような、いわば『デフォルトで臨戦態勢』という感じですし、更に言わせて貰うと、会社としては何でその人が退職代行という選択肢を取ったのかという事にクローズアップしないといけないのかもしれません。

その部分の原因を冷静に探って次に繋げるくらいでなくては、この先を生き抜く会社としては難しいのではないでしょうか。

 

『退職したいけど言い出しづらい』

こういうのは、むしろ勤続年数が長い人の方が多いのかもしれません。

今はまだまだ日が浅く退職代行というものが世間に浸透して間も無いので、色んな意見が飛び交っている時期なのかもしれませんが、やがてもっと時が経てばそれがいつしかスタンダードになる日が来るのかもしれません。

基本わが国日本は職業選択は自由と認められておりますので、名実ともにそれが差異の無い社会の整備をこの先は意識していって欲しいと切に願います。

代行でも意思は伝えているのですから、無言でこつ然といなくなるパターンよりかははるかにマシですし、前述の通りトラブル回避の為に実行したというのも十分正当な理由になるかと思います。

本来トラブルが無いと断言出来るのであれば、正式に伝えた方がいいに越した事はありませんが、辞める以前から普段の様子を見ていて、辞める意思を伝えたらこじれる可能性があると思えるのであれば、退職代行というものも一つの選択肢になるのではないかと思います。

もし昨今の社会情勢で無ければ、退職代行というものさえ世の中には出なかったのかもしれませんが、時代の背景がこういうものを作り上げたと言っても過言ではないですね。

退職代行「EXIT」

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