濃度で違うという話

stress 沈みそうなヤバイ組織

妙に納得が出来た事

先日過労死の話がニュースで出ていて、そのニュースに関して見解を話していた方の中で凄く納得出来た内容があったので、その内容についてお話ししようかなって思います。

仕事のストレスは残業の時間で決まるのではなく、そのストレスの濃度によって違って来るので、例え残業を月に100時間していてもストレスの濃度が薄く、またストレスを感じ辛い人であれば持ちこたえてしまう場合も有り得ますし、逆に残業が一切無くてもストレスの濃度が濃く、ストレスを感じやすい人であれば過労死に至ってしまうという事も有り得るという点に妙に納得が行きました。

過労死と言うと、長時間の労働で心身ともに疲れ果てて最悪自らの命を閉ざすイメージが強いですが、逆に労働時間が短い中でも精神的に多大な負荷を掛けたり、鳥かごに閉じ込めるようにして限られた時間内に圧縮した仕事内容をさせたりすれば少なかれダメージは残って来ます。

そういうサイクルを5年も10年もさせれば如何に1日の労働時間が短いと言えども蓄積されたダメージがいつしか表面化して来ます。

ですので、管理する立場の人間はその点を充分考慮しないと大きな問題に発展してしまうのです。
またそういった人たちは常に周りに目を向ける事が出来る人であり、物事の見極めがちゃんと付けられて、それを貫ける人が適任です。
長いものに巻かれてしまうようなタイプだと、物事の判断が付いてもそれを悪い事と知っておきながら見過ごしてしまい、当然ながら結果悪い方に導いてしまいます。

この悪循環のパターンは人間が組織というものを形成するようになった当初から今までずっと付きまとって来た事です。
このパターンを断ち切れるかどうかによっても組織の成長は全く違って来ます。

まずは個々の意識を少しでもいいから変えて行くようにして、一歩先の組織を目指したいですね。

 

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