日本の働くスタイル

salaryworker2 将来の方向性

 

拘り過ぎが悪循環に繋がる

時々思う事に、日本のワークスタイルというのは大分古くなって来ているなっていうのがあります。
基本一つの企業に就職して、周りと上手く連携を取りながら身を粉にして働くというスタイルが根付いています。
そのスタイル自体はいいと思います。
どんな仕事にしても基本一生懸命する事が本来の仕事と呼べるものかもしれません。

でもそのスタイルも近年はバランスが崩れて来ていますね。

ちょっと悪い言い方をしてしまうと、雇う側は出来るだけ安く、尚且つ出来るだけ馬車馬のようにこき使える人を雇います。
その方が経費を最大限落とせるからです。
そういう企業は人を財と考えず、使い捨ての物ような扱いをします。

雇われる側も少ない賃金で意欲も湧かず、どれだけ手を抜くかを考えながら仕事と呼べる仕事もせず、必要最低限の事しかしません。

なので効率を求めて無駄を無くして改善の限りを尽くしたとしても、結局は人の動きが鈍ってしまい、逆に効率が悪くなる結果に陥るパターンがあります。

こういう悪循環に陥っている組織が日本には多いですね。

この悪循環を断つには日本全体がスタイルを変えて行くしか無いと思うんですね。
あのトヨタですら在宅勤務者を増やして雇用の安定を図り、時代に合わせようとしています。
車の業界の最先端を行く企業が、おそらく現状だとダメになるだろうと変化する事を選択したんだと思います。

一番いいのは企業のトップが先導して変えて行けるような流れが一番ベストだと思いますが、なかなかそこまで革命的な経営者もそうそうはいないのかなと思います。
幸いこの国は民主主義が根付いていますので…みんなが一斉にスタイルを変えれば変わると思います。

終身雇用制が終わったと言われて久しいですが、それでも終身雇用に拘っている人たちが世の中を悪くしているんじゃないかなって思います。

もっと自由なスタイルで働いた方がいい結果が残せるはずです。

かつて日本の社会が景気良かった頃そういうスタイルだったように、組織という拘束されるようになってしまった場所をもっと開放するべきですね。

 

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