会社愛は勤続年数に比例しない

slave 将来の方向性

勤続年数の長さは居心地の良さではない

最近はあまり聞かれなくなったかもしれませんが、自分が勤める会社が好き過ぎて自分の人生を懸けて会社に尽くす人が現実におりました。
現在は終身雇用の終わりだとか言われているので、なかなかそこまで会社の為に自分の人生を投げ打つ人もいなくなって来たかと思います。
そういう人は大抵勤続年数も長く、一途に尽くして来た人というイメージが強いですが、必ずしも勤続年数の長さは関係無く、勤続年数が長いからと言ってその人がその会社が好きかというと、そうでもないケースも結構ありそうです。
勤続年数が長いイコール会社が好きとは必ずしも結び付かないみたいですね。
ましてやこういうご時世なので、辞めたくても辞められず惰性で長く勤めて来てしまったという人も少なからず、むしろそういうケースの人の方が今の時代は多いのかもしれません。

企業に勤めるのは自分の時間をたくさん取られる事でもあるので、出来るものなら楽しい時間が長い方がいいに越した事は無いですが、そればかりはなかなか思うようには行かない事が多いです。
少し前までの時代であればコロナ禍も無く、何もかも大きな苦もなく生きる事が出来ましたが、今はただ普通に生活していくだけでもなかなか大変な時代になって来ました。
コロナ禍だけでなく、物価は軒並み上昇して、オリンピックは汚職三昧、国外に目を向ければ紛争が多かったりと、増々世の中は悪い方向に向かっているように感じられます。
今まで平穏無事にいられたのがありがたいと思えるくらい、わが国も荒んで来た感は否定出来ません。

でも人は苦しみを乗り越えると苦しみを理解するのか、自身の苦しみでは無くとも理解する気持ちが強くなります。
まあもちろん個人差もありますが…。
世の中苦しみを受けた人が多くなればなるほど、他人を思いやる事が出来る人が増えて行くのではないかと思います。
ちょっと希望的観測も含まれていますが…。
そうすればまた世の中に気持ちの豊かな人が増えて来て、仕事でも楽しく過ごせる時間も増えて来るのではないかと思います。
どうしても長い年月が経過すると当時の痛みを忘れてしまい、同じ過ちを繰り返してしまうのが世の常みたいになっていますが、悪い歴史は繰り返さないように全人類が意識して学んで行かないといけないのかもしれません。
人間の記憶だけだと時の流れと共にその記憶が薄れて行ってしまいますので、記錄を残して後世に継承して行った方がまだ悪循環のサイクルを最悪遅らせる事が出来るかもしれません。

ちょっと話が逸れました。
現在はとても平穏とは言い難い世の中の情勢ですが、その苦しみを体現すれば人の痛みが分かってあげられる事が出来るような優しい世界が訪れて来る事でしょう。
そうすれば明るい社会も間もなくです。
こういう時だからこそチャンスと捉えたいですね。

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