老害

rogin 日本の社会で感じる懸念

普段からのケアが大事

以前に老害という言葉を耳にしましたが、結構思い当たる人もいるのではないでしょうか?

最近は高齢化が進んでいて、どこもかしこも高齢の方を目にしますが、高齢と言ってもまだまだ皆さん元気で、あちこち体のどこかは痛いだのおかしいだのはあるでしょうけど、皆さんとても元気な高齢の方が多いのが昨今の現状と言えます。

高齢の方が元気なのはとても喜ばしい事なのですが、ちょっと余力のある人だとまだまだ若い者には負けんと負けん気が出て来て、後進の活躍を阻止してしまうなど、まさに老害と言うに相応しい状況を作り上げてしまっている、何て事も有り得ます。

負けん気だけではなく、寄る年波に不安を感じて、組織内で自分の食い扶持を確保する為だけに後進を敢えて退かせるようなお局的な方もいらっしゃいますが、それも酷いと老害と言えるでしょう。

組織というものは当然色んな年代の人が集まっていた方がいいのですが、更にその世代間で意見のやりとりが円滑に行われていると組織の活性化に繋がります。
そこで老害を起こすような古株の人がその組織に居座ると、意見の交換がスムーズに行われなくなり、それが更に進んで来ると組織の弱体化にも繋がって来ます。
近年こういうケースに当てはまる組織が増えて来ており、老害も年々深刻化して行くのではないかと思われます。

ただ老害自体はもちろん良くない事なのですが、根本的にその老害に至った原因を追及しないと結果的に第2第3の老害を作り続ける事になりますし、そもそもその老害に至るまでの経緯が、長い年月の積み重ねから形成されて行くので、単純に今ある老害を無くしただけでは問題解決には繋がらない可能性が非常に高いです。
これが世の中の悪循環の一つではないかなと思えるくらい深刻な問題ですね。

その老害を起こしている当の本人だけではなく、組織全体が意識して良い方向に変えて行かないと根本的な解決は難しいでしょうね。
組織がいつでも円滑に回る為には、心のケアも大事です。

 

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