利害関係のみを追求した結果

monkey 沈みそうなヤバイ組織

日本という国は…

2020年に開催されるオリンピックのせいもあってか、海外からの人気は高まって行くばかりですが、海外の人たちには申し訳ないくらいに現在の日本の状況は如何ともし難いところが、日本人として感じてしまう部分があります。

ギスギスした社会生活もかなり慢性化して来ているので、人口も減って来て働き手も減って来て、『売り手市場』と巷で言われるようになって来ていますが、一昔前の時のそれとはちょっとニュアンスが違って来ているみたいですね。

何かとガラパゴス化しやすいところも、独特の国民性が物語っています。

色んな要素が負の働きをしてしまい、今の世の中を形成しているんじゃないかと思います。

まずは、

・目下の人が利己主義

これは基本的にも道徳的にも必要な事なのですが、いつしか自分と利害関係のある目上の人しか敬意を払わなくなっている傾向が強くなって来ている為に、全然関係の無い、または関係の薄い目上の人には全く興味を示さなくなって来てしまった事が、軽薄な人間関係の形成を招いてしまったのではないのかなって思います。

次に、

・目上の人も利己主義

以前の目上の人というのはどちらかと言うと敬意を払われて、目下の人間を擁護するような立場だったのですが、それがいつしか常に自分の事しか頭に無い人が多く、自分以外の人にはほとんど無関心な人が多い為に、目下の人にもまるで興味を持たない人が多くなっています。
興味があるのはやはり自分に利害関係がある人間だけで、自分に興味が無い事だと冷酷な対処をする時すらあり得ます。

この2つが成り立って来ているからこそ、どちらも利害関係だけで付き合うようになってしまうので、上手く行っている時はいいですが、上手く回転しなくなるとウソみたいにギスギスした感じが強くなって来ます。

そりゃあ利害関係だけで付き合えばそうなりますよね。

まるで同じ組織の中でも敵同士みたいな感じになり、お互い牽制し合ったりするので、ギスギスしやすい環境になりやすいのは当然です。

この状態が進行してくると、組織全体にも影響が出るようになって来ます。
組織内でも潰し合いをするようになってしまっては、組織の発展どころの話ではなくなります。

まるで戦国時代の群雄割拠みたいに、組織内で叩き合いを、しかも水面下で行われるようになってしまうと、組織としての本質が失われてしまい、そうこうしている間に競合他社に追い越されてしまう結果に繋がってしまいます。

組織内に新しい風を通す為にはそういう事も必要な時もありますが、そればかりですと組織全体が疲弊し弱体化してしまいます。

ましてはこの人手不足のご時世ですので、組織内で潰し合いをして、人を減らすような要因を作るのはあまり好ましくありません。

今は組織内で助け合って行って、この難局を乗り越えて行かないといけないのではないでしょうか?

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