この世はなんちゃってで溢れている

nanchatte 日本の社会で感じる懸念

洒落にならない『なんちゃって』

なんちゃってという言葉は現代語の中では死語に入る部類の言葉で、その言葉自体を使う人は既にあまり見受けられないですが、近年また以前とは違った感じて使われるようになって来ています。

元々はそのまま単独で「なんちゃって〜」みたいな感じで言って、それまで話していた事がウソや冗談だった時に、話のオチみたいな感じで言うのが定番の使い方でした。

でも現在そんな事を言う人はほぼいないかと思われます。

その代わり今は本物では無いのだけど、一見すると本物のように見えるような物事に対して『なんちゃって〇〇』という言葉を使う事があります。
例えば実際はトンカツでは無いのですが、別の食材で見た目も味も本物そっくりに調理したものを『なんちゃってトンカツ』と言ったりも出来ます。

本来使われていたなんちゃってのニュアンス同様、笑って済まされる程度のものが大半なのですが、中では洒落じゃ済まないようななんちゃっても存在します。

例えば以前も記事に出した事がありますが、なんちゃって管理職なんかはその一つに挙げる事が出来るんじゃないかなって思いますね。

役職は管理職なのですが実際は管理職として充分な環境に置かれていない事を言いますが、大きな組織を中心に肩書ばかりの管理職に付けられて問題になっている事例が多く見受けられています。

その背景として、年功序列の組織体制や管理職にすればとりあえず残業代を払わなくて済むので、その環境が整っていないのにも関わらず役職を就けてしまい、残業代を支払わないなど悪意がこもっていて、とても『なんちゃって』という言葉では済まされません。

もしそういう状況にされてしまったとしても、早まってはいけません。
冷静に物事を受け止めて、次なる事を落ち着いて考えてみましょう。

それともし勇気があれば、ある程度割り切った方がいいですね。
そういう組織の言いなりになっていたのでは、命がいくつあっても足りません。
ある程度は自分の主張も通さないと、自分自身が危うくなって来ます。

『なんちゃって自分』にだけはなりたくないですね。

 

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